「落語でも、導入部は割とハキハキと明るく、面白そうな話を、テンポ良くやっていく。ようするに、聞いている方が一番心地良いっていうリズムでやっていくんですけど、途中、いよいよ引きつけようっていうところになったら、声のトーンを落としながら、多少、リズムを転かしていったりする」
「そうすると、利き手側は『え?何を言ってんの?』って思って、一生懸命集中する、と。これが、名人になっていくと、その微妙なバランスがまぁ見事なの。ある程度いくと、全員がホントに前のめりで聞いている、みたいな状態にもっていけるんです」